logo design/クワダカズマサ竹原市・町並み保存地区に、
つい先日openしたcafe “Drew.”(ドリュー)に家具を納めさせて頂きました。
お昼はオーナーシェフこだわりの3種のカレーが味わえ、段階的に夜はお酒も頂けるbarもopenされるとのことです。
江戸時代からの風情を残す町並みに
瓦葺きの勾配屋根が特徴的な建築と、それをセンス良く意匠化したロゴデザイン。
周囲に生活する人々と、新たに訪れる人々との交流の場として未来を見据えたランドスケープデザイン。
このprojectを通して4人のクリエーターがその領域を跨いでひとつの作品として昇華させたお店です。
勉強する事ばかりで、携わらせて頂けた事に
ただ、感謝の思いです。
cafe “Drew chair.”
お店のコンセプトとしてクライアントから求められたのがイギリスのPub Style。
竹原をよりよい街にしたいと願う老若男女、世代を超えてマチの人々が気軽に集うお店。
竹原に新たに興味を抱き訪れる人々との交流の場にしたい。。
そう願うオーナー夫妻の夢がぎゅっと詰まった竹原版のPub
それを巧く設計に落とし込み、このお店独自の空気感の漂うものに仕立てる必要がありました。
家具製作者の立場から家具を通してアプローチ出来る事とはなにか、、、

ウォルナット無垢材のテーブルは天板の厚みを敢えて薄く見せることで木口のヴォリュームを処理。
大袈裟にならない程度に控えめな飾り面を天板四方にまわす。
ムクの天板はお店の歴史を刻んでくれるだろう。。
チェアの背は西洋家具のトラディショナルなladder back 。
それをお店の屋根の勾配を意匠化した菱形のデザイン。
わずかに曲面に削り背当たりを良くしています。
座面はわずかに低く、少し大きめ。
高齢の方、女性にはやさしいサイズです。
“Drew counter chair.”

2階席の窓からは、京都清水寺を模した竹原市の景観の中心的建築『普明閣』を臨む事が出来ます。
立ち並ぶ銀色一色の瓦屋根の景色と呼応するように
ソファの張り地もグレーのトーンで合わせています。

一階席
architect/佐藤雅己建築設計事務所
landscape design/作庭衆 庭譚 ( にわたん )Drew - cafe/dining/bar広島県竹原市本町3-9-2
TEL 0846-22-4684
http://www.facebook.com/pages/ドリュー/595393443807445